観劇 感想 2021年 星組 ロミオとジュリエット①

星組感想

ロミオとジュリエット!

まずは、千秋楽おめでとうございます!!

コロナで色々ありましたが、今日の日を迎えられてよかったです。

やっぱり拍手があると違うと思いました。

ロミオとジュリエットは2010年に星組で初演、その後2011年に雪組、2012年に月組、2013年星組、と毎年再演されてきた大人気作品が、満を持して2021年に上演されました。

これまでに様々なジェンヌさんが色んな役を演じてこられましたが、何といっても特筆すべきは、初演で「愛」を入団2年目で演じた礼真琴さんが、2021年版では主役のロミオを演じているということ!

純粋で初めて愛を知る青年にピッタリのイメージです。

最初のヴェローナのシーンでは、モンタギュー家とキャピュレット家の人々が大勢で歌い踊ります。その迫力に圧倒!特に先頭にいるティボルト!!ナイフのように切れ味鋭い眼光がものすごいオーラを放っていました!

マーキュシオとベンヴォーリオも両家へのお互いの憎しみが渦巻き歌と踊りと演技で表現する、一人一人のオーラがまとまってすごいパワーとなっていました。

キャピュレットの赤と、モンタギューの青が分かれて、時には混ざり合ってフォーメーションを作る様子がよく分かって楽しめました。

赤のキャピュレット家はその色の通り情熱的、青のモンタギュー家は冷静

あと心に残ったのが、ロミオとジュリエットが恋に落ちるシーン。

照明がピンクになって、二人が近づいたり離れたり、同じ動きをしながらダンスで、心を通い合わせる・・・恋に落ちるって、視覚化するとこんな感じなんだ、と、うっとりと見入ってしまいました。

照明と言えば、ロミオが「僕は怖い」を1回目に歌うシーンで、とっても効果的に照明が使われていて、ロミオと死の二人の影がバックに映るんです!

楽曲の力も凄くて、舞台を見に行った後、今でも、思い出そうとしている訳ではないのに、ふとした時に舞台の音楽が頭の中で流れるんです。

最後二人が結ばれたシーンもよかったですね!

死んだ後出会えた二人が喜びのダンスを踊るのですが、

本当に幸せそうで・・・

これが、あの世でなかったらな、と思ってしまいますが、

この二人の愛が、良家の争いを終わらせたと思うと、ジーンときてしまいました。

ロミオ(礼真琴さん)

最初は愛を演じていましたが、今回はロミオ役!

とっても似合っていましたね!!

純粋で、感情豊かで、恐怖、怒り、喜び、悲しみ、色んな気持ちを歌に乗せるロミオ。どの歌も、終焉後も頭に残って、何度も繰り返されるくらい美しい歌声でした。

ロミオ登場のシーンも印象的!

白い綿毛を吹きながらロマンチックなシーンです。

衣装は、体より大きめでコートのような。劇場パンフでも、礼さんがフードを持って強調されていましたが、フードがついているのが今までのロミオと違っているのでしょうか。現代的ですね。オーバーサイズのパーカーは現代の流行りでもあるし、シェイクスピアの時代の物語ですが、新しい風を感じます。

ジュリエット(舞空瞳さん)

細くて顔が小さくてかわいくて色が白い、いかにもヒロイン!っていう、何度見てもため息が漏れてしまう美しさです。

ジュリエットは16歳なので最初は、少女らしい夢見る心を持ち、愛のない結婚なんて嫌と強く思っている、そして、ロミオと出会い愛を知って強くなる姿に変わる変化がとてもよく分かりました。嬉しい時は全身で喜びを表現し、別れのシーンでは顔をゆがめて嘆く、そして、最後はとっても幸せそう。感情豊かに喜怒哀楽を表しているジュリエットが印象的でした。

ジュリエットの衣装も、ミニスカートにブーツだったり、水玉ワンピだったり、現代の雰囲気を感じますね。

ショーでは、息の合った、いつまでも見ていたくなるような、キレッキレのダンスシーンで、ジュリエットとは違った振れ幅のある魅力が見られました。

長くなったので、続きは次回にします。

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