マリー・ダグー伯爵夫人（星風まどか ほしかぜまどか）
冷たい伯爵家の家庭に悩み、
自己表現として、新聞社に原稿を書いていたマリー。それはすごく分かる。
分からないのはリストと駆け落ちした後、
再びパリに一緒に行く勇気はあるのに、
その後、リストとなぜ一緒に行動を共にしないのか？と疑問に思ってしまいました。
自分の魂の居場所がパリの社交場にないという点は、
リストと共通していたのですが、
その後に求める道が違っていたのですね。
ショーのビジュアルは、とっても大人っぽくてカッコよかったです！
フレデリック・ショパン（水美 舞斗 みなみまいと）
ピアノの詩人と呼ばれたショパン役。
リストに助言したり、互いに才能を磨き合ったり、
同期ならではの息の合ったお芝居だったように思います。
でもマイティー、なぜ今回も衣装が茶色いの？
カサノバの従者の時も、青い薔薇の精の庭師の時も
茶色っぽい服を着ていたマイティー。
今回は二番手だから華やかな服だろうと思っていたのに。
確かに生地は良い生地みたいだったけど、茶色かった。。。
とっても綺麗で華やかなジェンヌさんなので、
もっと着飾った役があってもいいのになと思いました。
階段下りでは、二番手羽根を付けていて、
拍手がひときわ大きかったように思います。
私も嬉しかったです！
ジョルジュ・サンド（永久輝せあ とわきせあ）
男装の麗人、ジョルジュサンド。
白い肌に紅い唇、黒い髪に細い手足、女性の役も素敵でした。
リストと絡み合ってセリで下がっていくシーンはドキドキしました。
リストと一緒に過ごしていた時の野望野望と言ってギラギラしていた時期から、
ショパンと過ごすようになって穏やかになったのでしょうか。
ショパンと二人のシーンも和やかでいいのですが、
リストとのシーンは、
危険な恋という感じでついつい見入ってしまいました。
他の出演者さんについて
高翔みず希さんの見守っているような姿に安定感を感じました。
音くり寿さんは、嫉妬に狂ったラプリュナレド伯爵夫人がいい味出していました。
美風舞良さんとショーで歌っていたり、飛龍つかささんと踊ったり大活躍でした。退団が惜しまれるところです。
聖乃あすかさんは、お化粧を変えたのか？
眉毛が濃くなって、アイラインもくっきり、キリっとした印象。
今回の役は音楽家たちとの交わりから、革命の場へ身を移し扇動する役なので、
強い意思をメークで表しているのでしょうか。
星空美咲さんが沢山出ていた印象。
セリフはあまりありませんでしたが、舞台にずっといるような役でした。
看板にも顔写真があったし、花組は次世代を育てようとしているだなと思いました。
聖乃あすかさんとの絡みも多く、
相性を見ているのかな、と思わせる場面も。
ショー グルーヴ『Fashionable Empire』について
予習を全くしておらず、Empireって何？という状態でしたが、
（帝国と言う意味だそうです）
衣装が現代的で、スマートで都会的なショーでした。
花組のショーを多数手がけられている稲葉大地先生の作品です。
テーマ曲がとても耳に付いて覚えやすいです。
今の花組にしかできないショーだそうです。
確かに衣装も現代的な雰囲気。
ファッションショーなど、都会的な演出がありました。
エトワールは若草萌香ちゃんでした。
シャンシャンは王冠！
シャンシャンに小さな王冠が付いているとか王冠が描かれているいうようなのではなく、
原寸サイズの
そのまま頭にかぶれる大きさの王冠のみ！でした。斬新！！
皆さんスマートに持たれていたので、
よく見ると、王冠とは別に持ち手がついていました。
皆はシルバーの王冠でしたが、トップスターに近づくにつれゴールドの王冠になっていました。
この作品でマイティーが二番手羽根を背負っていたことで、
柚香さんが、初日にそのことについて言及されていたそうで、
柚香さんは純粋に嬉しくて、応援の意味で言ったのだと思いますが、
SNSなどでは、人事について発言したなどと色々話題になっていましたね。
それだけ今回の事がファンの間で大きな関心になっていたことかと思います。
マイティーについては、今後が気になる所ではあります。