雪組東京宝塚劇場公演千秋楽「望海風斗ラストデイ」を、
ライブ配信にて観劇しました。
私はファントムから望海風斗さんを好きになった新しめのファンですが、
いよいよこの日が来た!という感じでした。
悲しかったり泣いたりするのかな、と思いましたが、
まだ退団されるという実感がなくて、、、
『f f f −フォルティッシッシモ−』〜歓喜に歌え!は、楽しく観劇することができました。
fffは、苦悩するベートーヴェンの役。
望海さんは、いつもどこか影のある役で、
いつも苦しみ、悩んでいたような役が多かったように思います。
実力がある故に難役が多いのかもしれません。
でもどんな役も、全力で演じ切り、
高い歌唱力で役の気持ちを表現する、そんな姿を見るのが楽しみでした。
『シルクロード〜盗賊と宝石〜』でも、きらびやかでノリノリのショーを楽しみ
「シールクロード~♪」という曲を一緒に歌いながら楽しんでいました。
fffとは雰囲気がガラッと変わり明るく華やかでカッコいいレビューでした。
退団公演でレビューが見られてよかったです。
その後、サヨナラショーがありました。
そこで、一気に、「今日退団されるのだな」と実感がわいてきて、
とても寂しい気持ちが胸の中に溢れました。
今までの役、色んな歌の場面があり、
私が一番ぐっと来たのは、やはりファントムの歌。
その時着ていたのは
組カラーの涼やかなグリーンの燕尾に、キラキラの大きな雪の結晶がいくつもついた
まるで今日の為に作られたかのようなお衣裳でした
大階段の前で、
トップ娘役の、グリーンのドレスを着た真彩希帆さんと一緒に
まっすぐに透き通る声でファントムを歌う姿に
初めて望海さんが歌うファントムを聞いた時の感動が蘇ってきて、
「ありがとう」での思い、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
初めて大劇場でこの歌声を聞いた時の衝撃はすごくて、
感動に激しく心を揺さぶられました。
今までパンフレットを買ったことがなかった私ですが、
1幕でこの歌を聴いた後、何としてもパンフレットを買わなければ!と
エスカレーターを降りたすぐのパンフレット売り場に向かった時のことを
昨日のことのように思い出しました。
その後は、望海さんと、同じ時期に卒業する方々への花束贈呈。
はかま姿で大階段を降りてくる姿は、とても凛々しく素敵でした。
花束をもらってからのご挨拶では
「生まれ変わっても宝塚で会いましょう」と言ってくださりました。
そう言ってもらえると、これが最後ではないんだなと思えて、嬉しかったです。
どうやったらファンが寂しくないように、悲しまないように、
望海さん、一生懸命メッセージを考えてくれたのかな。
望海さんは生まれ変わってもまたタカラジェンヌになって、
私も、他のファンの方々も生まれ変わってもまた望海さんのファンになって、
未来のどこかの公演で同じ空間にいて、
こうして宝塚は続いていくんだな・・・
と、フォーエバー宝塚の歌を聴きながら、ジーンとしていました。
そして、何度もカーテンコールに応えて下さり、
最後は真彩希帆さんと二人で緞帳の前に来て下さり、
メッセージを届けてくださいました。
5時間を超えるライブ配信でしたが、
もう色んな思いがあふれ、心満たされ、胸がいっぱいになりました。
私はコロナ前に、ジェンヌさんの姿を見たくて
出待ちをしていたことがあったのですが、
望海さんは、ファンクラブの方々へ丁寧に声を掛けていて、
今日会ったこととかいろんなお話をしてくださり、
そんな舞台以外の所も素敵でした。
今まで色んな感動と、素晴らしいお芝居、ショー、そして美しい歌声を届けてくださり、
ありがとうございました。
これからはエリザベートが控えているので、
それを楽しみに、また、これからの活躍を心より祈っています!!